2026/07/28
REPORT
Hitotsuyama Racingは、2026年7月26日、大分県のオートポリスで開催されたENEOS スーパー耐久シリーズ2026 Empowered by BRIDGESTONE 第5戦「スーパー耐久レース in オートポリス」のST-3クラスに参戦しました。
スポーツランドSUGOでの第4戦からわずか3週間。マシンにアップデートを施すにはいたりませんでしたが、それでも#21 Hitotsuyama BMW M2 Racingは、ドライバーとチームが一丸となって5時間を戦い抜き、クラス2位でフィニッシュ。結果こそ前戦と同じでしたが、その内容には確かな進化があり、最終戦・富士大会への期待を大きく膨らませるレースとなりました。

第4戦から3週間という短いインターバルで迎えたオートポリス大会。#21 Hitotsuyama BMW M2 Racingは、さらなる戦闘力向上を目指して準備を進めてきましたが、パワーアップにつながるアップデートは今回のレースには間に合いませんでした。そのため、基本パッケージは前戦を踏襲し、現状のポテンシャルを最大限に引き出すことに注力し、レースウィークを迎えました。
ドライバーラインアップは、Aドライバーに鈴木建自、Bドライバーに山脇大輔、Cドライバーに飯島宗久、Dドライバーに田代良二を起用。今季のレギュラーメンバー4名で5時間レースに臨みました。
オートポリスはテクニカルなレイアウトに加え、タイヤの摩耗によってラップタイムの差が生まれやすいサーキットです。そのため、練習走行ではセットアップの熟成を進めるとともに、各ドライバーが周回を重ねながらコースへの習熟を深め、予選に向けて着実に準備を整えていきました。
7月25日午後、夏の日差しが降り注ぐオートポリスでは公式予選が行われました。まず13時25分からスタートしたグループ2・Aドライバー予選では、鈴木が3周目に2分9秒349をマークし、ライバルの#39 エアバスター Winmax RC350 EXEDYを上回るタイムでクラストップを獲得。Aドライバー予選でライバルを上回るのは今季初で、チームにとって大きな収穫となりました。
続くグループ2・Bドライバー予選では、山脇が2周目に2分9秒320を記録。ライバルのBドライバーには一歩及ばなかったものの、鈴木とともに、マシンのポテンシャルを最大限に引き出すアタックを披露しました。
A・Bドライバーの合算タイムによる予選結果はクラス2番手となりましたが、ウエイトハンデを積んでいるとはいえ、ライバルとの差も着実に縮まっており、#21 Hitotsuyama BMW M2 Racingの開発が着実に進んでいることを感じさせる予選となりました。
ST-3 Class Qualifying Result
P1 #39 エアバスター Winmax RC350 EXEDY
P2 #21 Hitotsuyama BMW M2 Racing

7月26日、真夏の強い日差しが照りつけるオートポリスでは、11時4分に5時間にわたる決勝レースが始まりました。
#21 Hitotsuyama BMW M2 Racingは、田代を自身初となるスタートドライバーに起用しました。クラス2番手からスタートした田代は、2周目の1コーナーでライバルの#39 エアバスター Winmax RC350 EXEDYを鮮やかにオーバーテイクしてクラストップに浮上。BMWを知り尽くした田代はそのまま安定したペースで周回を重ね、最終的には約30秒のリードを築いて36周を走破し、鈴木へマシンを託しました。
第2スティントを担当した鈴木は、ピット戦略の違いによってリードを約15秒まで縮められたものの、落ち着いた走りで再びライバルとの差を広げ、クラストップをキープ。予選に続いて決勝でも高い安定感を発揮し、77周を終えたところで飯島へバトンをつなぎました。
第3スティントでは、Audi A1 Fun Cupで初優勝を飾り、ここ数戦で速さに磨きがかかる飯島がステアリングを握りました。しかし、コース復帰時にはライバルが先行する展開となり、さらに2度のFCYや、鈴木のスティントで使用したタイヤを引き継ぐという厳しい条件も重なりました。本来の速さを発揮するには難しい状況でしたが、冷静な走りでマシンを山脇へ引き継ぎました。
最終スティントを担当した山脇は、約90分という長丁場を走行。ライバルとの差は約1分40秒まで広がっていましたが、2分12~14秒台の安定したラップを刻み続け、ミスのない走りで最後まで追い上げを続けました。差を縮めることはできなかったものの、ラップダウンを許すことなくチェッカードフラッグを受け、#21 Hitotsuyama BMW M2 Racingはクラス2位でフィニッシュしました。
結果は前戦・スポーツランドSUGOと同じクラス2位。しかし、その内容は確実に前進していました。シーズン序盤には遠かったライバルの背中が見える位置まで迫り、マシンの熟成とドライバー陣の成長をあらためて示すことができました。
次戦の岡山大会はST-3クラスの設定がないため、#21 Hitotsuyama BMW M2 Racingにとって次なる舞台は最終戦・富士大会。それまでにマシンの戦闘力をさらに高め、ライバルと真っ向から戦える体制を整え、シーズン最後の戦いに挑みます。
P1 #39 エアバスター Winmax RC350 EXEDY
P2 #21 Hitotsuyama BMW M2 Racing

