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2019/07/17

REPORT

第3戦、BoPとウェットコンディションに苦しめられ、表彰台に届かず

TCR Japan 2019 Round 3 レポート

TCRJ第3戦での#21 Audi RS3 LMS

Hitotsuyama Racingは、2019年7月13日、14日、静岡県の富士スピードウェイで開催された「TCR Japan Series 2019 Round 3 FUJI SPEEDWAY」に出場しました。

Hitotsuyama Racingは、引き続き篠原拓朗がAudi RS 3 LMSをドライブ。Saturday Seriesでポールポジションを獲得し、その速さを見せましたが、残念ながら表彰台には届きませんでした。

2019/07/13 Saturday Series

TCR Japan Seriesでは、マシンの性能調整を細かく行うために、Compensation Weight(以下CW)を定めています。今回、シビック タイプRが40kg、VWゴルフGTIとアルファロメオ ジュリエッタが20kgであるのに対し、Audi RS 3 LMSが最大量の60kgを積むことになり、これが富士での走りに重くのし掛かりました。

金曜日のフリープラクティスでは、ウェットコンディションではライバルたちにやや後れを取っていた篠原でしたが、ドライコンディションとなった3回目には2番手を1秒以上引き離す1分48秒060のトップタイムをマーク。そして翌日の午前10時20分、ドライコンディションで迎えた予選では、3周目で1分48秒377のトップタイムを叩き出します。気温や路面温度、コースコンディションの変化などにより、前日のベストタイムには及びませんでしたが、ライバルたちも軒並みタイムを伸ばすことができず、篠原がトップのままセッションは折り返しを迎えました。

セッション後半には、ジェントルマンクラスで参加の#33 前嶋秀司選手(アルファロメオ)が自己ベストを更新する走りを見せましたが、篠原にはコンマ057秒及ばず、篠原は開幕戦のオートポリスのSunday Seriesから、4回連続のポールポジションを獲得しました。

Saturday Series Qualifying

P1 #21 Hitotsuyama Racing/Audi RS 3 LMS 篠原拓朗
P2 #33 GO&FUN Squadra Corse/ALFA ROMEO GIULIETTA TCR 前嶋秀司
P3 #52 埼玉トヨペットGreen Brave/VW Golf GTI TCR 密山祥吾

富士スピードウェイの上空に低く垂れ込めた雨雲がコースを濡らし、決勝レースが行われる午後4時頃にはすっかりウェットコンディションに。そして、午後4時24分、決勝レースがスタートしました。篠原はスタートで#33 前嶋選手と#52 密山祥吾選手(VWゴルフGTI)に先行されましたが、1周終了時点で2番手まで順位を戻します。

ここからトップを走る#25 松本武士選手(VWゴルフGTI)を追い詰めたいところでしたが、ウェットコンディションのもとで、強めのアンダーステアやブレーキの制動力不足に見舞われ、なかなかペースが上がりません。「CWが60kgのAudiは、他の3車種に比べて明らかに不利な状況でした。それもあってウェットコンディションでは予想以上に苦しい展開となってしまいました」とはチーム代表の一ツ山亮次。

その後も上位陣のペースについていくことができず、周回を重ねるごとにポジションを落とし、最終的には9位でレースを終えることになりました。

Saturday Series Final

P1 #5 TEAM GOH MODELS/Honda CIVIC TCR 金丸ユウ
P2 #25 Volkswagen 和歌山中央RT with TEAM 和歌山/VW Golf GTI TCR 松本武士
P3 #33 GO&FUN Squadra Corse/ALFA ROMEO GIULIETTA TCR 前嶋秀司

P9 #21 Hitotsuyama Racing/Audi RS 3 LMS 篠原拓朗

TCRJ第3戦の様子

2019/07/14 Sunday Series

Sunday Seriesが行われる7月14日、富士スピードウェイの上空は朝から梅雨空に覆われ、午前8時10分からの公式予選もウェットコンディションのもと行われました。

前日の決勝レースの走りをもとに、チームはAudi RS 3 LMSのセットアップを大きく変更することにしました。そのため、20分間の予選は、タイムアタックよりも、マシンのセットアップを試すために費やしました。

篠原が出した2分5秒544のベストタイムは6番手に留まりましたが、最終的には新しいセットアップは良い方向にまとまり、決勝でのポジションアップに期待がかかります。

Sunday Series Qualifying

P1 #5 TEAM GOH MODELS/Honda CIVIC TCR 金丸ユウ
P2 #25 Volkswagen 和歌山中央RT with TEAM 和歌山/VW Golf GTI TCR 松本武士
P3 #18 KCMG/Honda CIVIC TCR Matthew Howson

P6 #21 Hitotsuyama Racing/Audi RS 3 LMS 篠原拓朗

予選から3時間半が経過し、雨がほぼ上がった富士スピードウェイ。コースはウェットコンディションのままで、Hitotsuyama RacingのAudi RS 3 LMSをはじめ、ほとんどチームがレインタイヤで決勝に臨みました。

6番手スタートの篠原は上手くスタートを決めて、オープニングラップは1つポジションを上げて5番手に。さらに2周目には4位にポジションを上げ、じわじわと表彰台に近づいていきます。

ところが、3周目を過ぎたあたりから篠原のペースが落ち始めます。「重量で不利な状況のうえに、Audi RS 3 LMSはタイヤへの負担がライバルマシンに比べて大きい。さらに、徐々に路面が乾いてきたので、レインタイヤを使い切ってしまったようです」とはチーム代表の一ツ山亮次。

厳しいマシンコンディションにより、その後も篠原のペースは上がらず、最終的にはスタートから1つポジションを下げて7位でゴールしました。

土曜、日曜ともに苦しい展開になってしまった富士ラウンド。次戦の岡山では初優勝を目指して頑張りますので、引き続き皆様のご支援、ご声援をお願いいたします。岡山国際サーキットでの第4戦は、9月28日、29日に開催されます。

Sunday Series Final

P1 #5 TEAM GOH MODELS/Honda CIVIC TCR 金丸ユウ
P2 #33 G0&FUN Squadra Corse/ALFA ROMEO GIULIETTA TCR 前嶋秀司
P3 #25 Volkswagen 和歌山中央RT with TEAM 和歌山/VW Golf GTI TCR 松本武士

P7 #21 Hitotsuyama Racing/Audi RS 3 LMS 篠原拓朗

TCRJ第3戦の様子

チーム代表 一ツ山亮次のコメント

ここまで、予選はほぼポールポジションや2番手でしたから、下位に沈んでしまったことは、チームにとって非常に辛い結果でした。その原因が重量によるものなのか、セットアップによるものなのか、はっきりとしない部分もありますが、いずれにせよ、今回はBoP(Compensation Weight)がきつかったのは確かです。一方、篠原は苦手のスタートもだいぶ克服してきていて、スタートに対する不安は薄らいできましたし、ドライコンディションでの速さは相変わらずです。今回のくやしさを胸に、引き続き初優勝に向けて、頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。