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2026/03/30

REPORT

2026開幕戦〜東海林広貴が他を圧倒する速さでポールトゥウィン

2026 Audi A1 Fun Cup Round 1 Fuji レポート

Audi A1 Fun Cupカーを使い、「Arrive & Drive」パッケージにより“ヘルメットひとつで参加できる”JAF公認のワンメイクレース「Audi A1 Fun Cup」の2026シーズンが開幕しました。

2026年3月29日に行われた第1戦は、これまで富士で勝利に恵まれなかった東海林広貴が、圧倒的な速さでポールトゥウィンを飾りました。

2026 A1 Fun Cup 開幕戦

公式予選

2026年のAudi A1 Fun Cupは、富士スピードウェイ、筑波サーキット、スポーツランドSUGO、そして新規開催地となるセントラルサーキットの4会場を舞台に、全6戦のシリーズ戦として争われます。

開幕戦には14台がエントリーし、昨シーズンのランキング4位の#104 飯島宗久や同6位の#114 並木重和に加えて、#101 Kai-Ti WANG、#102 東海林広貴、#103 齋藤克康、#105 池田 保、#107 森本祐一、#108 丸野哲郎、#109 青木芳成といった参加経験者が名を連ねる一方、#106 遠田 暁、#110 植田昭仁、#111 船橋英隆、#112 加藤隆文、#113 倉澤安行が初挑戦になります。

昨年から導入されたレディース・クラスは今季も継続。女性ドライバーには総合ポイントとは別に専用ポイントが付与され、各レース後には専用の表彰式も実施されます。今大会は#101 WANGのみの参加となりましたが、第2戦以降は対象ドライバーの増加が見込まれています。

3月29日、薄い春霞がかかるものの、青空に恵まれ、美しい富士山の姿も望める富士スピードウェイでは、8時55分から20分間の予選が行われました。今回のレースはFCR-Vitzとの混走で、この予選でも8台のヴィッツを含むあわせて22台が、予選開始の合図とともに一斉にコースへと向かいました。

ウォームアップのあと、2周目には各ドライバーはタイムアタックを開始し、まずは#102 東海林が2分15秒399をマークして暫定トップ。これに#104 飯島、#114 並木が続きます。タイムアタックが続くなか、コース上に落下物が確認され、その撤去のためにセッションは赤旗中断となりました。

この間にも予選終了までのカウントダウンは続き、残り9分でセッションが再開。#102 東海林は2分14秒178までタイムを更新して首位をキープする一方、#114 並木が2分14秒416までタイムを縮めて2番手に浮上します。これに#107 森本が2分15秒075で続きますが、走路外走行でタイムは抹消。代わりに2分15秒459をマークした#104 飯島が3番手につけました。

セッション終了間際にもタイム更新が相次ぎ、#102 東海林が2分13秒941までタイムアップし、ポールポジションを確実にしました。#104 飯島も自己ベストを更新する2分14秒902をマークしましたが、#114 並木にはコンマ486秒及ばず、#114 並木が2番グリッド、#104 飯島が3番グリッドを手にしました。

レディース・クラスは、参戦2年目となる#101 WANGが7周目に2分18秒190をマーク。全体の11番手でクラスポールを獲得しました。

2026 A1 Fun Cup 開幕戦

決勝レース

穏やかな晴天のもと、13時20分からフォーメーションラップが開始され、13時25分に10周の決勝レースがスタートしました。

スタートでは、ポールポジションの#102 東海林が好発進を決めてホールショットを獲得します。これに#104 飯島が鋭い加速で続き2番手へ浮上。2番グリッドの#114 並木はやや出遅れながらも3番手につけ、この順でオープニングラップを終えました。

2周目に入ると、先頭の#102 東海林がわずかにリードを築き始める一方、2番手の#104 飯島と#114 並木の間隔は急接近。上位3台がパックとなる展開となります。さらに4番手の#107 森本、5番手の#103 齋藤も列に加わり、序盤からトップ争いは接近戦となりました。

3周目には#114 並木が1コーナーで#104 飯島のインに飛び込み並走状態となりますが、コカ・コーラコーナーで#104 飯島がラインを守ってポジションをキープ。両者の攻防は続きますが、4周目、再び#114 並木が1コーナーでインを刺し、ついに2番手へ浮上しました。この間に先頭の#102 東海林は後続との差を3秒以上に広げ、早くも独走態勢を築きます。

中盤に入ると、#102 東海林と#114 並木の間隔は周回ごとに拡大。5周目には約3.4秒、6周目には4秒以上、7周目には約4.8秒と差が広がります。#114 並木はファステストラップの2分14秒219を記録して追撃を試みますが、#102 東海林のペースは安定しており、ギャップは縮まりません。

一方、3番手の#104 飯島の背後には#107 森本が再接近。両者の差は1秒前後で推移します。さらにその後方では#103 齋藤が5番手で追走するなど、終盤にかけては3位争いに注目が集まる展開になりました。

終盤に入っても#102 東海林のリードは拡大し、最終ラップ時点で#114 並木との差は6秒以上。危なげない走りでトップを守り切った#102 東海林が、ポールトゥウィンで開幕戦を制しました。2位には#114 並木。白熱した3位争いは、#104 飯島と#107 森本が接近し、フィニッシュ時には0.366秒差まで縮まりましたが、#104 飯島が逃げ切り3位を確保しました。

最終的には、#102 東海林が優勝、#114 並木が2位、#104 飯島が3位、#107 森本が4位となりました。

レディース・クラスは、#101 WANGが11位で完走し、初のクラス優勝を獲得しました。

今回初参加となった5名を含めて、全車が同一周回で完走となった開幕戦。上位勢では継続参戦しているドライバーのスキル向上が際だち、昨年以上に接戦のレース展開が期待できそうです。次の第2戦は、5月31日に、筑波サーキットを舞台に行われます。レースを重ねるごとに走りに磨きがかかる参加者の活躍に、どうぞご期待ください。

東海林広貴
2026 A1 Fun Cup 開幕戦 表彰式