2019/04/16

REPORT

開幕戦、悪条件を撥ねのけ大きく順位を上げるも、赤旗終了により惜しくも入賞には届かず

2019 AUTOBACS SUPER GT Round 1 - OKAYAMA GT 300km RACE レポート

Audi Team Hitotsuyamaは、2019年4月13日〜14日、岡山県の岡山国際サーキットで開催されたSUPER GT開幕戦「OKAYAMA GT 300km RACE」に出場しました。
23番グリッドからスタートした#21 Hitotsuyama Audi R8 LMSは、雨も味方して13位まで順位を上げ、さらに上位を狙いましたが、31周を終えたところでレースが赤旗終了となり、惜しくも入賞には届きませんでした。

予選

2012年からAudi R8 LMSでGT300クラスに参戦するAudi Team Hitotsuyamaは、8年目となる今シーズンもAudi Japan / Audi Sportとパートナーシップを組み、SUPER GT300クラスに参戦します。マシンは2019年モデルのAudi R8 LMSをあらたに導入。また、タイヤも今シーズンからヨコハマを採用します。ドライバーは、昨年に引き続き、第1ドライバーをリチャード・ライアン、第2ドライバーを富田竜一郎が務め、シリーズ優勝を狙います。

4月13日、春を感じさせる暖かさに包まれた岡山国際サーキットでは、14時45分からGT300クラスの公式予選が行われました。コースが短いこのサーキットでは、29台がエントリーするGT300クラスはA、Bの2組にわかれてそれぞれ10分間のQ1を行い、各組の上位8台がQ2に進出することになります。Audi Team HitotsuyamaはライアンがQ1のA組に挑みましたが、プラス85kgというBoP重量に苦しめられ、1分26秒571のベストラップをマークしながらも、最終的にはA組12番手となり、Q2進出を逃しました。翌日の決勝は23番グリッドからのスタートになります。

P1 #55 ARTA NSX GT3 高木真一/福住仁嶺
P2 #96 K-tunes RC F GT3 新田守男/阪口晴南
P3 #52 埼玉トヨペットGB マークX MC 脇阪薫一/吉田広樹

P23 #21 Hitotsuyama Audi R8 LMS リチャード・ライアン/富田竜一郎

決勝

翌14日は前日とは打って変わり、サーキットは午前中から雨に見舞われました。雨脚は時折強く、コースコンディションは悪化の一方。そのためレースはセーフティカー先導によるスタートに変更となりました。

スタートはライアンが担当。セーフティカーは3周でピットに戻り、4周目にようやく戦いの火蓋が切られます。ところがその直後にGT300クラスの2台が1コーナー付近でクラッシュし、セーフティカーが導入されます。12周目を終えたところでセーフティカーランは解除されますが、その直後に今度はモスSカーブでGT300クラスの3台がクラッシュし停止し、レースは赤旗中断となりました。

レース再開後、ウェイトの影響が少なくなるウェットコンディションと、雨の速さには定評のあるAudi R8 LMS、そして、優れたパフォーマンスを示すヨコハマタイヤを武器に、ライアンは20周目までに14位まで追い上げを図りました。このまま快進撃を見せるかと思われた矢先、GT300クラス車両がまたもモスSカーブでクラッシュし、レースは31周を終えたところで再度赤旗中断となりました。

その後、天候の回復が見込まれないことからレースは途中終了。上位マシンにペナルティが科されたことから、Audi Team Hitotsuyamaはひとつポジションを上げて13位で開幕戦を終えることになりました。悪条件を撥ねのけ、追い上げを見せていただけに、レースが続けば入賞の可能性は十分ありましたが、参加者の安全を確保するという意味で、途中終了は適切な判断といえるでしょう。

次の第2戦は2019年5月3日、4日、静岡県の富士スピードウェイで開催されます。BoPなど、決して良い条件ではありませんが、与えられた条件でベストを尽くしますので、引き続き皆様のご支援、ご声援をお願いいたします。

P1 #96 K-tunes RC F GT3 新田守男/阪口晴南
P2 #55 ARTA NSX GT3 高木真一/福住仁嶺
P3 #52 埼玉トヨペットGB マークX MC 脇阪薫一/吉田広樹

P13 #21 Hitotsuyama Audi R8 LMS リチャード・ライアン/富田竜一郎

チーム代表 一ツ山亮次のコメント

今年のチームパフォーマンスとして、良い部分と悪い部分がはっきりと見えた開幕戦でした。もともとAudi R8 LMSは一発の速さよりレース中の耐久性や安定したスピードに長けているマシンですので、年々ライバルが強力になってきているGT300においては、一発のタイムを競う予選は厳しいものになると予想していました。ですから、予選で下位に沈んでしまったことは悪い意味で予想が当たってしまったと言えます。

その一方で決勝レースがスタートしてからのペースは上位勢と変わらず、非常にポジティブなものでした。危険な状況でレースを続けるわけにはいきませんから、主催者やサーキットによる今回の判断は間違いなく正しかったと言えますが、もしもレースが続いていたらいいリザルトを残せたかもしれません。

今後に向けてはBoPのウェイトもつらい状況ですが、その中で自分たちができることを見つけてコンマ1秒でも速く走れるように努力していきます。
次回の富士はいつもより距離が長い500kmレースですので、粘り強く走って上位に食い込みたいと考えています。Cドライバーのアレッシオ・ピカリエロもチームに加わるので、皆様からの応援をよろしくお願いいたします。

リチャード・ライアン選手のコメント

予選では、路面温度が低くグリップを発揮することができませんでしたが、決勝のウェットではいい状態で走れました。まだデータが足りない部分も多くあるので、今後のテストでよりいい方向に改善していきます。チームの状態は昨年同様にとてもポジティブなものです。また今年もSUPER GTには雨にも関わらずたくさんのファンが観戦にきてくれて本当に嬉しいかぎりです。引き続き期待してください。

富田竜一郎選手のコメント

今年のマシンは空力性能が改善されており、低速コーナーも高速コーナーでもとてもバランスがよく、昨年よりももっと高い領域まで踏んでいけるポテンシャルをもっていることはテストで確認できています。ただBoPに対してどう適応していくか、まだわからない部分も多いのですが、次戦は500kmの長丁場のレースですので、冷静にしっかりとポイントを稼げる走りをしたいと思っています。