2020/12/28
REPORT
2020年12月13日、Audi A1 Fun Cup 第4戦が富士スピードウェイで開催されました。最終戦までもつれこんだシリーズタイトル争いは、ポールトゥウィンを果たした藤井優紀が獲得しました。
第4戦のスターティンググリッドは、同日午前に行われた第3戦のベストラップ順で決まります。ポールポジションはファステストラップの2分13秒889をマークした#105 藤井優紀。2番手は2分13秒918の#103 橋本泰一。以下、#107 阿野雄紀、#112 一ツ山亮次(第3戦はイシカワヨシオが参戦)、#109 阿野雅樹と続きます。ゲスト参戦の#108 柳田真孝(第3戦はARMADA いのうえが参戦)はクラス6番手からのスタートです。
1周のフォーメーションラップのあと、13時5分に10周のレースがスタートしました。ポールポジションの#105 藤井と2番手スタートの#103 橋本が接近したまま1コーナーへ。今回は#105 藤井がトップを守ったまま1コーナーを駆け抜けていきます。その後方から、#107 阿野、#109 阿野、#112 一ツ山が続いていきます。
1周目を終えたところで、#105 藤井は2位の#103 橋本に約1.4秒の差をつけていました。第3戦ではタイヤのグリップ不足に悩んでいた#105 藤井。この第4戦を同じタイヤで走ることに不安を抱いていましたが、タイヤの空気圧を見直したところ、第3戦よりも走りやくなったというとおり、このあともライバルを寄せ付けない速さで、2位以下との差をどんどん広げていきます。
一方、2位の#103 橋本と3位の#107 阿野の差はみるみる狭まり、2周目のダンロップコーナーで#107 阿野が2位にポジションをアップ。しかし、#103 橋本は#107 阿野に食らいつき、5周目には再び#103 橋本が2位に返り咲きました。その間に、6番手スタートの#108 柳田は2位に浮上し、プロドライバーの意地を見せてくれました。
#103 橋本と#107 阿野の3番手争いは、その後、#109 阿野や#112 一ツ山も加わり激しさを増しますが、このなかから#107 阿野と#109 阿野が抜け出し、一方、接触があった#103 橋本と#112 一ツ山は順位を落とし、レースは終わりを迎えます。最終的には、#105 藤井は一度もトップの座を明け渡すことなくポールトゥウィン。2位の#108 柳田に17秒529の大差をつける完璧な走りっぷりを見せました。#108 柳田はゲスト参加のため、これに続く#107 阿野と#109 阿野が表彰台を獲得しました。
シリーズタイトル争いは、今季3勝を挙げた#105 藤井がチャンピオンを獲得。2位が#107 阿野、3位は#103 橋本でした。
◆決勝レース結果
1位 | #105 藤井優紀 モタガレ Player! A1 |
10周 22分31秒514 |
1位5万円獲得 ファステストラップ賞2万円獲得 |
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2位 | #107 阿野雄紀 REAL TRADING A1 |
10周 22分52秒172/+20.658 |
2位3万円獲得 |
3位 | #109 阿野雅樹 REAL TRADING パパ A1 |
10周 22分53秒169/+21.655 |
3位1万円獲得 |
4位 | #101 斉藤浩徳 Freem Audi A1 |
10周 22分55秒667/+24.153 |
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5位 | #106 武尾幸子 A1 Super SALLY |
10周 22分55秒929/+24.415 |
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6位 | #103 橋本泰一 初音レーシング Audi A1 |
10周 22分59秒131/+27.617 |
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7位 | #110 森愼一 Noa Forest Audi A1 |
10周 23分02秒964/+31.450 |
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8位 | #102 内野徳昭 K2 UCHINO RACING Audi A1 |
10周 23分08秒287/+36.773 |
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9位 | #112 一ツ山亮次 コロナに勝つ Audi A1 |
10周 23分24秒063/+52.549 |
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10位 | #111 長澤久御子 Audi A1 Fun Cup |
10周 23分31秒590/+1’00.076 |
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11位 | #104 吉澤寿英 virchow A1 |
9周 22分36秒844/+1LAP |
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–位 | #108 柳田真孝 株式会社 井上自工 Audi A1 |
10周 22分49秒043/+17.529 |
* #112はレース中の接触により30秒加算ペナルティを科す。
* #108はゲスト参戦につき、賞典外とする。