2025/07/14
REPORT

Hitotsuyama with CORNES RACINGは、2025年7月11日〜13日、静岡県の富士スピードウェイで開催された「Japan Cup 2025 Round 3&4 FUJI」のGT3 Pro-Amクラスに、Ferrari 296 GT3で参戦しました。
7月12日に行われたレース1では、ポールポジションからレースをリードしながらも僅差の2位に。レース2ではファイナルラップに大逆転をみせ、今シーズンの初優勝を達成しました。
Hitotsuyama with CORNES RACINGは、Ferrari 296 GT3を所有する株式会社ガイアホールディングス、レース専用車両での走行をサポートする「CORNES RACING」を運営するコーンズ・モータース株式会社、そして、国内トップクラスのレース活動に関するノウハウを持つHitotsuyama Racingのコラボレーションにより実現したプロジェクトです。
6月13日〜15日に宮城県のスポーツランドSUGOで行われた第1ラウンドでチームはデビューを果たし、都筑晶裕と川端伸太朗のコンビでレース1、レース2とも表彰台を獲得しました。ただFerrari 296 GT3は6月3日にシェイクダウンされたばかりで、レースウイークを通じてセットアップを進めていたこともあり、車両の完成度としてはまだまだという状況でした。
チームにとっては地元である富士スピードウェイでの第2ラウンドに臨んだHitotsuyama with CORNES RACINGは7月10日午前9時からスタートしたオフィシャル・ペイド・テストセッションから走行を開始。川端を中心にセットアップを進め、7月11日のオフィシャル・プラクティスでも調整。またブロンズセッションでは都筑が走行し、いずれも3番手につけました。この日は午後に行われたプレクオリファイで走行を締めくくりましたが、ここでは5番手で終えました。
2日間に渡る走行を経て、Hitotsuyama with CORNES RACINGは7月12日の午前9時40分から行われた予選に臨みました。曇り空で、7月としては肌寒いほどのコンディションのなか、ジェントルマンドライバーが担当する予選1に臨んだ都筑は、途中赤旗が出る難しいコンディションのなか、アタックを繰り返していくとチェッカーラップに1分40秒192というタイムを記録。総合トップとなり、レース1のポールポジションを獲得しました。
続く予選2に臨んだのは川端。予選1に続いて途中赤旗中断がある状況でしたが、プロドライバー同士の僅差の争いのなかで7周目に1分38秒630にタイムを伸ばし、3番手につけました。レース2は2列目からスタートすることになりました。
P1 #296 Hitotsuyama with CORNES RACING Ferrari 296 GT3
P2 #24 Max Racing Mercedes-AMG GT3 Evo
P3 #45 PONOS RACING Ferrari 296 GT3
P1 #9 BINGO RACING with LM corsa Ferrari 296 GT3
P2 #45 PONOS RACING Ferrari 296 GT3
P3 #296 Hitotsuyama with CORNES RACING Ferrari 296 GT3

予選後、GT World Challenge Asiaの決勝レース等を経て午後4時05分から行われたレース1は、予選1に臨んだブロンズドライバーがスタートを担当しました。#296 Ferrari 296 GT3は都筑がスタートを担当すると、2周のフォーメーションラップのあと切られたローリングスタートで首位を守りました。
しかし、その直後TGRコーナーで起きたアクシデントの影響でストップ車両が発生したこと、さらに100Rで火災に見舞われた車両があったことから、レースは赤旗中断となりました。セーフティカー先導による再開後も都筑はリードを広げていき、ピットウインドーオープン後、10周を走りピットイン。川端に交代しコースに送り出しました。
ただ第2戦SUGOで3位表彰台を獲得していたことから、#296 Ferrari 296 GT3は追加で5秒のピットストップ時間が必要でした。川端がコースに戻ってみると、序盤2番手につけていた#666 seven x seven Racing Porsche 911 GT3 Rの渡会太一選手に先行を許してしまいました。
川端はレース後半、これまでのスーパー耐久等他シリーズで培ってきたラップダウン処理のテクニックを活かし、このレースがデビュー戦だった渡会選手とのギャップを縮めていき、レース終盤には1秒を切るまでに詰め寄りました。
しかし、#296 Ferrari 296 GT3は今回ストレートスピードでライバルにやや劣っており、なかなかオーバーテイクのチャンスを迎えることができませんでした。またレース終盤はタイヤのライフも厳しくなり、オーバーテイクできないままレースはフィニッシュ。Hitotsuyama with CORNES RACINGは2位でレースを終えることになりました。
P1 #666 seven x seven Racing Porsche 911 GT3 R
P2 #296 Hitotsuyama with CORNES RACING Ferrari 296 GT3
P3 TEAM UPGARAGE with ACR Ferrari 296 GT3

7月13日(日)の富士スピードウェイは夏の空が戻り、汗ばむ陽気のなか午後2時50分からレース2を迎えました。予選2でアタックしたドライバーがスタートを担当するレース2では、川端がステアリングを握り、ローリングスタートのあと一時コカ・コーラ・コーナーでコースアウトするシーンがあったものの、グリッドどおり3番手をキープしました。
ただ2周目、TGRコーナーでGT4車両が激しくクラッシュするアクシデントが発生し、レース1に続いて赤旗中断となりました。30分以上に渡る救出・撤去作業を経て、セーフティカー先導によるリスタートを迎えました。
#296 Ferrari 296 GT3はレース1の結果により、10秒の追加ピットストップ時間が必要でしたが、川端はその10秒を稼ぎ出すべくプッシュを続けていきました。ただ、先頭を行く#9 BINGO RACING with LM corsa Ferrari 296 GT3の笹原右京選手、2番手の#45 PONOS RACING Ferrari 296 GT3のケイ・コッツォリーノ選手のペースが良く、思うようにギャップを縮めることができない状況でした。
川端は15周をこなすとピットインし、都筑に交代しました。10秒の追加ストップ時間もあり、#296 Ferrari 296 GT3は5番手となりましたが、これまでのレースウイークで進めてきたセットアップで#296 Ferrari 296 GT3のパフォーマンスは大きく向上しており、#555 MAEZAWA RACING Ferrari 296 GT3の前澤友作選手、#24 Max Racing Mercedes-AMG GT3 Evoの内田優大選手を相次いでオーバーテイク。トップを走っていた#9 BINGO RACING with LM corsa Ferrari 296 GT3の武井真司選手がストップ・アンド・ゴーペナルティを受けたこともあり#296 Ferrari 296 GT3は2番手に浮上しました。
レース終盤、都筑と首位の#45 PONOS RACING Ferrari 296 GT3とのギャップは大きい状況が続いていましたが、ファイナルラップが近づくにつれ、レース1を走ることができていなかった#45 PONOS RACING Ferrari 296 GT3はペースに苦しみはじめました。都筑は視界に#45 PONOS RACING Ferrari 296 GT3を捉えると自らペースアップをみせました。
ファイナルラップ、都筑は#45 PONOS RACING Ferrari 296 GT3の辻子依旦選手との差を縮めると、コカ・コーラ・コーナーで#45 PONOS RACING Ferrari 296 GT3がラップダウンに詰まったチャンスを活かし、アドバンコーナーでオーバーテイク。最終周でトップに浮上すると、そのままチェッカーフラッグを受けました。Hitotsuyama with CORNES RACINGは第4戦にして、シリーズ初優勝を飾ることになりました。
さらにこの優勝で、Hitotsuyama with CORNES RACINGはポイントを73に伸ばし、ランキング首位に立つことになりました。セットアップも進み、シーズン後半戦に向けて大いに期待を高めることになりました。次戦岡山でも優勝を狙っていきますので、引き続き皆様の応援をよろしくお願いいたします。
P1 #296 Hitotsuyama with CORNES RACING Ferrari 296 GT3
P2 #45 PONOS RACING Ferrari 296 GT3
P3 #555 MAEZAWA RACING Ferrari 296 GT3

