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2025/11/18

REPORT

2025年最終戦〜#101 Hitotsuyama Audi R8 LMS、今季3度目の表彰台を目指すもクラッチトラブルで悔しいリタイア

スーパー耐久シリーズ 第7戦「S耐FINAL大感謝祭」 レポート

Hitotsuyama Racingは、2025年11月16日、静岡県の富士スピードウェイで開催されたENEOS スーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE 第7戦「S耐FINAL大感謝祭」のST-XクラスにAudi R8 LMS GT3で参戦しました。

練習日からクラッチトラブルに悩まされた#101 Hitotsuyama Audi R8 LMSは、決勝レース序盤こそ快調に走行できたものの、レース中盤にまた別のクラッチトラブルに見舞われ、悔しいリタイアとなりました。

スーパー耐久2025最終戦「S耐FINAL大感謝祭」

公式予選

7月にオートポリスで開催された第5戦では2位表彰台を獲得し、その勢いで最終戦でも表彰台を狙う#101 Hitotsuyama Audi R8 LMSは、Aドライバーの鈴木建自に、Bドライバーのジェームス・プル、Cドライバーの小川颯太、Dドライバーの猪爪杏奈という若手3人を加えたいつもの4人体制で4時間レースに挑みます。

その出端を折るように、11月14日の練習走行ではクラッチにトラブルが見つかり、その修理のために2回目の走行はほとんど走れずじまい。Aドライバーの鈴木は練習不足のまま、ほぼぶっつけ本番の状態で予選に臨むことになりました。

予選日の11月15日、富士スピードウェイはすがすがしい秋晴れに恵まれました。まずは13時35分からST-XクラスのAドライバーによる予選が始まり、鈴木は前日の練習走行でほとんど走行できなかったにもかかわらず、4周目に1分43秒176をマークすると、その後もタイムを縮め、セッション終了間際の8周目に叩き出した1分42秒395が自身のベストタイムとなりました。

一方、14時42分からのBドライバー予選では、プルが4周目に1分39秒368を記録し、さらに5周目には1分39秒189まで自己ベストを伸ばしましたが、走路外走行で5周目のタイムが抹消され、4周目のタイムがベストとなりました。A/Bドライバーの合算タイムで決まるスターティンググリッドはクラス5番手で、決勝は総合6番手からのスタートになりました。

ST-X Class Qualifying Result

P1 #33 Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3
P2 #81 DAISHIN GT-R GT3
P3 #666 seven x seven PORSCHE GT3R

P5 #101 Hitotsuyama Audi R8 LMS

スーパー耐久2025最終戦「S耐FINAL大感謝祭」

決勝

11月16日は、前日に比べてやや雲が多いものの、秋晴れが続く富士スピードウェイでは、13時15分、4時間レースの戦いの火蓋が切られました。今回は、今シーズンはじめにGT3によるST-Xクラスにステップアップした鈴木が担当し、この1年の成長ぶりを見せることになりました。

鈴木はスタートに7番手までポジションを落としたものの、その後はペースを取り戻し、安定した走りで約1時間、34周を走りきり、第2ドライバーの小川にドライバー交替しました。

5番手でコースに復帰した小川は、川端伸太朗監督からのアドバイスに応えることで、上位勢とほぼ同じ1分42秒台を連発。一時4位までポジションを上げ、表彰台争いが視界に入ってきました。

ところが、交替して約40分が経過した57周目、突然マシンが正常に走行できない状態に見舞われ、小川は2コーナー先のコースサイドにマシンを停めてしまいました。チームは無線でトラブルの状況を確認したのち、オフィシャルの手でリペアエリアに運び込まれたマシンを前に、本格的な修復を試みます。

そこで、トラブルの原因がクラッチ制御にまつわるセンサーであることを突き止めましたが、修復の見込みが立たないことから、レースの続行を断念しました。レースの展開次第では表彰台も狙える流れだっただけに、悔しいリタイアでした。

鈴木を中心に若手ドライバーがサポートする体制で挑んだ2025シーズンは、周囲のチームのほとんどがプロドライバーを起用するなか、こちらはGT3を初めて経験するドライバーも混じり不利な状況と思われました。しかし、ふたを開けてみれば表彰台を2回獲得し、鈴木自身も「楽しい1年だった」と振りかえりました。

若手にとっても、このスーパー耐久は長い距離を走れることが大きな魅力です。SUPER GTと比べても周回数を多くこなせるため、今後の成長にとって貴重な経験になったはずです。この1年の活動で得たものを、将来のために生かしてほしいと思います。

最後に、1年間、#101 Hitotsuyama Audi R8 LMSを応援していただいた皆様、ありがとうございました。

ST-X Class Result

P1 #666 seven x seven PORSCHE GT3R
P2 #23 TKRI松永建設AMG GT3
P3 #777 D’station Vantage GT3

DNF #101 Hitotsuyama Audi R8 LMS

スーパー耐久2025最終戦「S耐FINAL大感謝祭」